安倍総理辞任記者会見で「政権放棄」質問記者への違和感。

突然の辞任発表に驚きました。

8/28昼のワイドショーでは、政治評論家の皆さんがこぞって「すぐの辞任はない!」と断言する中、その議論から10分も経たずに「安倍総理辞任固める」の速報。

評論家のメンツ丸潰れで、その後の言い訳がなんとも虚しく、よほどのトップシークレットだったのでしょう。

うちの奥さんが、「ビックリしないよ。私辞めるんじゃないかと思ってたよ」と涼しい顔で言ってました。

評論家の情報網より、奥さんの感の方が冴えてる?

さて、今回の辞任会見。

僕はある記者の質問に大いなる違和感を覚えました。

「13年前も政権を放棄したと批判されましたが、今回も任期途中での辞任です。政権を放棄したと批判もあると思いますが」

世の中の空気としては、歴代一位にもなる長期政権を支え、国の難病指定もされている潰瘍性大腸炎を患い、医師の診断の元苦渋の決断をした訳ですから、批判的な意見は少ない中です。

しかも、この質問は、今の時代にも全く合わない質問です。

総理と言えども一人の人間で社会人の一人です。

人権が無い訳ではありません。

もし、難病になった人が仕事を休んで批判されるようなことが社会で起こったらどうなるのでしょう?

会社で役職に就いている人が同じような難病にかかり、仕事を休んだとしたら、「あなたは病気を理由に仕事を投げ出すのか?無責任にもほどがある!」って言えますか?

その記者は同じことを言っています。

社会を創る、世の中の風土を良い方向に持って行くのもマスコミの役目です。

難病になった人を無責任呼ばわりするのは、その難病で苦しんでいる世間の皆さんにも対する大変良くないメッセージを発信していることになります。

この記者は、国民や世間の代弁者として質問したのかも知れませんが、世の中とズレた考え方に対して、差別や難病に対する不理解を助長させるような声を代弁する必要はどこにあるのでしょうか?

非常に違和感を感じました。

野党の党首でさえ、今回の辞任に対しての批判はしていません。

労いの言葉をかけています。

これは、当然のことでは無いでしょうか?

もっと言うと、僕は本当に安倍総理は辞任する必要があったのでしょうか?

病気になって職責を全うできなかったら辞めなければいけない。

これは潔いと言えばその通り、武士の精神と言えばカッコいいです。

でも、これも世間に対してはあまり良いメッセージではありません。

病気になって治療が必要で、回復さえすればまた仕事ができるのに、職責が全うできなければ辞めなくてはいけない?

働き方改革が進んで多様な働き方も拡がっています。

子育てをして戻ってきたら自分の役職が無くなってたなんてのは昔の話です。

でも、職責が全うできなければ、辞めないと行けないの?

こういう風土を無くさないと行けないのに、まだまだ古い考え方が残っています。

今回の安倍総理も、病気の状態が良くなるまで休んで、政権の指揮を麻生副総理に任せるという選択肢は無かったのでしょうか?

日本のトップが、そう言った選択肢を取ることで、世の中に良いメッセージが伝わります。

もしかすると批判する人も現れるかもしれません。

その時はマスコミが議論をして、世間の理解を深めれば良いのです。

難病で苦しむ人たちへの勇気にもなるでしょう。

あと一年の任期でしたから、直ぐに辞めるという判断ではなく、休むという選択肢を取って、病気になることは悪では無いというメッセージを発信して欲しかったです。

そうなれば、13年前にまるで犯罪者のように責められた第一次政権からの日本の進化が示せたのでは?と思います。

あの質問が出てしまうこと自体、何も13年前から働き方改革が意識的には進んでいない証拠にもなります。

幸い、世間は違いました。

あの時代遅れの質問に対しては同調する意見は聞かれません。

これは非常に救いだと思います。

マスコミは未だ古い体質です。

新しい世の中を一番知っている存在にも関わらず、自分たちの体制は古いのです。

政権の監視役としての役割があるため、常に政権には目を光らせるのは必要です。

しかし、それと、難病で苦しみながらも公務に就く首相に対して病気になった責任を追求するのとは、全く違います。

あの質問を問題視しないのも変ですし、当たり前の様に報道するのもどうかと思います。

放送した時点で、国民の中にもそういう声があるというのを認めているようなものです。

病気で苦しむ人を公開で虐めているのを認めていることになります。

あの記者がどういう意図であのような質問をしたのか?

真意が聞きたいです。

さて、安倍総理。

対人会見は、やはり声の張りは無かったです。

第一次安倍内閣の時の喋りと、第2次安倍内閣の時の喋りは明らかに違います。

発声方法も変わっている為、かなりトレーニングを受けたものと思われます。

腹式呼吸で、しっかり声を出す発声に変わっていました。

しかし、退陣会見では、しっかりとした発声は意識しつつも、深い発声では無く胸から上で一生懸命声を出している感覚でした。

一旦体調は持ち直したとは言え、やはり大変な状態なのでしょう。

さて、これから次期総裁がどうなるのかに注目が集まります。

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