中居正広さんのトーク力は何故凄いのかを独立記者会見から見る

元SMAPの中居正広さんは、司会者としても大活躍です。

彼のトーク力は超一級品ですが、ジャニーズ退所の記者会見を見て、「さすがだなぁ!」と感心しました。
何が凄いのか?
話し方コンサルタントとしては、見習いたいぐらいのトーク力です!
中居正広さんが本当に凄いのはトークの内容そのものではありません。
見逃されがちですが、司会者としても一番大事な能力があります。
それは、「場づくり」です。
話をする際に必要なのは実は場づくりだったりします。
特に退所となるとネガティブな空気になったり、かしこばったりと、堅い雰囲気になりがちです。
それを、記者会見が始まる前に自身が出てきて、場を和ませ、まさに「中居正広の空気」に持っていきました。
アイスブレイクやアンフリーズと言いますが、場が緊張感に包まれてしまうと、変な方向に行ったり、嫌な質問に対して答えに窮したりします。
しかし、自分の空気感に変えることで、笑いに変えたりうまく交わしたり、本音を伝えたり、自分でトークの流れをコントロールできるのです。
実は、話す内容以上に、この自分の空気に持って行くと言うことが一番難しく、それをあの場でできる中居正広さんは、やはり司会者としての資質もバツグンな訳です。
例えば明石家さんまさんも、離婚記者会見でオデコにバツ印を付けて笑いで始まり、記者会見も自分のステージにしていました。
司会者としても、常に自分の空気で場をコントロールしています。
これができるのがやはり一流です。
司会者は空気を作るという仕事です。
その実力が分かるのは非常に空気を作るのが難しい現場です。
記者会見は、まさに一番難しい現場。
そこで、難なく中居正広劇場にしてしまうのはさすがとしか言いようがありません。
辞め方も見事で、感情に任せて辞めるのではなく、状況が落ち着いて事務所内や関係各所のネゴシエーションもしっかり終えて辞めたのだと思います。
これも司会者としての客観性と視野の広さ、場の空気をしっかり読んでさばく力なのでしょう。
記者会見でも全くブレることない堂々とした肝の据わった話し方でしたが、芯がしっかりしていて、自分の判断基準も明確だからこそ、どんな場面でも明確な話し方ができるのだなと思いました。
一方、ここまでしっかり場づくりをして来たというのは、中居正広さん自身も非常に緊張する現場だと認識していたのでしょう。
だから、場づくりを周到にすることで、自分の緊張も和らげる狙いもあったのでしょう。
場づくりは準備力でもありますが、準備も万全。
何から何までさすがです。
場づくりは、私が一番大切にしていますが、中居正広さんからは、学ぶものが沢山ありますね!
多くの番組で活躍する中居正広さんの実力はとんでもないものです。
この会見見ただけでも仕事増えそうなので、独立後も安泰ですね!

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