緊張は伝染します!
緊張しない方法をお話ししてきましたが、緊張というのは悪い作用をする時もあれば、
良い作用をする時もあります。
まず、あなたの緊張は、かならず相手にも伝染するということを覚えて置いてください。
僕が人前で話しをする時に心がけることがあります。
自分の感情が相手にも伝わってしまうということ。
例えば、楽しいイベントなら、まず自分が楽しまないとお客さんものってくれません。
テンションを高くするとお客さんのテンションも上がります。
なので、こちらが緊張していると、お客さんも緊張してしまいます。
ゲストとのトークでもそうです。
相手が緊張していると思うと、こちらは出来るだけ柔らかい雰囲気を作り、緊張をほぐします。
こちらが緊張している場合でも、相手に伝わると堅くなってしまうので、
どれだけ緊張をしていても見せないようにします。
もうひとつは、こちらから壁を作らないことです。
初対面の相手だと、どうしても固くなりがちです。
そういう時ほど、こちらから気持ちをオープンにして接するのです。
以前、ヒット曲を次々にリリースしているGLAYにインタビューした時のことです。
僕も、初対面なので、緊張をしていました。
しかし、その緊張を全く見せずに、初対面なのに、ちょっと失礼かな?と思うぐらい、
こちらから心をオープンにしてインタビューをしていると、GLAYのメンバーも打ち解けてくれて、
普段は聞けないような面白いトークも聞けました。
インタビューが終わって、ディレクターに、「羽田くんGLAYのメンバーとは友達だっけ?」と聞かれ、
「初対面です」って言うと、ビックリしていましたが・・・。
でも、初対面だからといって身構えていると絶対良い関係は作れません。
特に、こういうアーチストは次に会える保証もないですし、
1度きりのインタビューになる可能性のほうが大きいのです。
だったら、堅いトークをするのは勿体無いですよね。
このトークのお陰で次に現場で顔を合わせた時も、笑顔で挨拶をしてくれました。
こちらが心をオープンにしたからこそ相手もオープンに接してくれるのです。