人前で緊張しない方法!vol.2
前回は、自分のパターンを作ってしまうと緊張も和らぐという話しをしました。
今日は、初めての現場、人前で話す事に慣れていない場合の対処法をお話しします。
まず、緊張する要因としては、先が読めなかったり、何が起こるか不安と言う
精神的なものが大きく影響しています。
僕もそうなんですが、内容が良くわかっていなかったり、準備不足だったりすると、緊張をしてしまいます。
では、そうならない為には、準備をしっかりと怠らないというのも勿論大事なのですが、
まず、現場の経験がない人は、現場の状況に慣れてしまう必要があります。
その時に有効なのが、イメージトレーニングです。
僕も、慣れないイベントの前や、あまり知らないアーチストとインタビューする時は緊張をします。
なので、その前にイメージトレーニングをしっかりやります。
イベントなら、最初から最後まで、イメージの中でしっかりリハーサルをするのです。
声にだして原稿を読む事もしますが、それだけではダメです。
その時の状況や、お客さんの反応、空気感まで感じながら、その現場の状況をイメージして
想像の中でリハーサルをするのです。
これを何回か繰り返せば、もう、一度体験した事になるので、現場では同じように進行するだけ。
緊張も和らぎます。
オリンピックのスケートで金メダルを取った清水選手も、明確にイメージをするそうです。
金メダルを取った前日は、レースに入る前からレース中の細かなライン取り、
相手選手との駆け引き、ゴールの瞬間までイメージをしたそうです。
それだけに止まらず、優勝して、金メダルを首にかけて表彰台で涙を流している場面まで想像をし、
実際に涙を流していたそうです。
次の日には、全く同じ光景が清水選手の前で繰り広げられたことになります。
それだけ、イメージトレーニングは大切なんですね。
ただ、このイメージトレーニングの怖いところは、イメージ通りに行かなかった時、
途端に緊張状態に入ってしまうことです。
なので、最高の状態をイメージするのもいいのですが、ここで上手くいかなかった時の
対処法はどうするかなど、色んな場面を想定してイメージしていると、
現場でトラブルがあっても落ち着いて対処できます。